職人石鹸はなぜ成分が少ない?——無添加という選択|Juriナチュラルオーガニックソープ
職人石鹸はなぜ成分が少ない?——無添加という選択|Juriナチュラルオーガニックソープ
目次
はじめに——「少ない=物足りない」ではない
職人がつくる無添加の石鹸は、全成分が驚くほどシンプルです。けれど、それは「機能が少ない」という意味ではありません。むしろ、敏感肌・乾燥肌用の観点では、余計な添加を避けて“必要十分”に設計されていることが安心感につながります。
成分が少ない職人石鹸の理由
- 目的が明確:洗う・すすぐ・残さない。肌に必要な油脂とアルカリ、水が中心。
- 製法の違い:コールドプロセスにより、熱に弱い成分を守りつつけん化。自然にグリセリンが残る設計。
- 添加を最小限に:色剤・合成香料・シリコーンなどを避け、処方をシンプルに保つ。
短い全成分表示のメリット
- 成分把握が容易:何に反応しやすいかを確認・回避しやすい。
- 洗い上がりが素直:皮脂膜をいたわり、つっぱり感を抑える方向。
- 季節適応がしやすい:足し算のケア(化粧水・保湿など)で調整しやすい。
比較:職人の無添加石鹸 vs 多機能合成ソープ
| 観点 | 職人の無添加石鹸 | 多機能合成ソープ |
|---|---|---|
| 成分数 | 少数(必要十分) | 多い(機能を重ねやすい) |
| 洗浄ベース | 植物油けん化(例:オリーブ、ローレル) | 合成界面活性剤(例:SLSなど) |
| うるおい | 自然に残るグリセリンがサポート | ポリマーやシリコーンで付与する場合あり |
| 香り・色 | 最小限/無添加が中心 | 香料・着色料を使用することが多い |
| 敏感肌との相性 | シンプルで把握しやすい | 要素が多く相性判断が難しい場合も |
Juriナチュラルオーガニックソープの設計思想
Juriナチュラルオーガニックソープは、余計なものを足さず、油脂の質と製法の丁寧さに軸足を置きます。オリーブオイルとローレルオイルを中心にしたコールドプロセスで、洗浄後のつっぱり感を抑えつつ、すっきりすすげる設計。無添加石鹸として、敏感肌・乾燥肌用の毎日に取り入れやすいバランスをめざしています。
上手な使い方と相性の良いケア
- 泡を先につくる:手のひらでよく泡立て、泡で包むようにやさしく洗う。
- 接触時間は短めに:30〜45秒を目安に。必要部位のみ延長。
- すすぎはしっかり:ぬるま湯で十分に。タオルは押さえるだけ。
- 足し算の保湿:化粧水→乳液/オイルなど、季節や肌状態で調整。
よくある質問
成分が少ないと保湿力も弱い?
“少ない=弱い”ではありません。製法により自然に残るグリセリンや、植物油の性質によって、洗い上がりのうるおい感をサポートします。
香りが弱いのはなぜ?
合成香料を多用せず、最小限にとどめるためです。毎日使うことと敏感肌への配慮を優先しています。
ボディにもフェイスにも使える?
一般にフェイス・ボディ兼用として使えます。刺激や乾燥を感じる場合は、使用頻度や接触時間で調整してください。
参考資料
- Ananthapadmanabhan, K. P., et al. (2013). “Cleansing without compromise: the impact of cleansers on the skin barrier and the technology of mild cleansing.” Dermatologic Therapy, 26(3), 235–244.
- Proksch, E., et al. (2008). “The skin: an indispensable barrier.” Experimental Dermatology, 17(12), 1063–1072.
- Fiume, M. Z., et al. (2018). “Safety Assessment of Triglycerides as Used in Cosmetics.” International Journal of Toxicology, 37(3_suppl), 105S–137S.
免責事項:本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、医薬品医療機器等法上の効能効果をうたうものではありません。肌に合わない場合は使用を中止し、必要に応じて医師・皮膚科専門医にご相談ください。